もう1つの可能性

人生のおもしろみを提案するブログ。

はてブ290まで伸びた5つの理由。ブログ炎上を初体験して分かった5つのこと。

こんにちは。森暁子です。

仲じゃない方の暁子です。

 

先日、こんな記事を書きました。

そして炎上しました。

 

たくさんの方に読んでいただきまして 

今週の、はてなブログランキング18位を獲得しました。

  

ブログ自体は以前から開設していたのだけど、

やるやる詐欺のまま、ずっと放置してて

それがここ1週間ぐらい、急に(謎に)スイッチが入ってブログをモリモリ書いていた、

そんな矢先の出来事だった。

 

新しい記事を投稿しても1日のPVは500〜600ぐらい。

それでも十分と思ってほのぼの書いていたのだけど

 

Wantedlyの件をアップしたら、数時間で3,000PVぐらいになり、

「え、何?何が起こったの?何事?」とオロオロしているうちに

9/1(金)は42,000までPVが伸びた

そして今日現在、はてなブックマークは290になっている。

 

私はあくまで「これは話題になっているだけだ!」「バズってるんだ!」と言い張っていたのだけど

近しい友人は「炎上だ」「炎上ワッショイ」「炎上グッジョブ」と非常に楽しそうにお祭りモードになっていたので、(人ごとだと思って!)

もうこれは炎上ってことでいいか。と観念し、

今回の炎上を振り返ってみようと思う。←開き直った

 

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*もうね、「メンタル・タフネス」読んじゃってるからね

 

  

まず、

なぜこの記事がここまで伸びたのか。

はてブ290まで伸びた理由を振り返ってみる。

 

 

 はてブ290まで伸びた5つの理由。

 

■理由1:◯◯砲と呼ばれるような、影響力強い人がシェアしてくれていた

 

WEB業界の有名人、田端さん。 

 

ハイパーすぎるネットウォッチャー、おおつねさん。

 

公式はてなブックマークホッテントリさんからも。 

 

(森の顔スパムみたいになっててすいません) 

 

友人から「森ちゃん、◯◯砲で紹介されてたよ!」と聞かされて初めて知った、ということも。(あの山本一郎さんも…)

ええ、終始アワワアワワしていましたとも。

◯◯砲の威力は凄まじいです。

 

 

■理由2:タイトルを読めばだいたい内容が予想できた

 

Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。

というタイトルについては、「ちょっと長過ぎるかな」と思わなくもなかった。

 

最初は「Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。」だけにしようと思っていた。(おっ!なんか製作秘話ぽいぞ!)

でも、後半の「だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。」部分もつけることで、

「カッコ良さ×ベンチャー」に思いがある人にも届くかな?って思ったのであった。

 

意外と悪くないことが分かったので

これからも、ちょっと長めのタイトル使いを目指して精進しようと思う。

 

 

■理由3:謎の自撮り

 

記事の内容はともかく

「自撮りが気になって仕方ない」という意見が後を絶たないのなんのって。

 

Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。 - もう1つの可能性

謎の自撮りは一体なんなんですか?

2017/08/31 22:56
Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。 - もう1つの可能性

出てくる写真が仲さんだと思って確認したら全然似てなくて、ブコメを見たら筆者の自撮りと聞いて困惑している

2017/09/01 07:20
Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。 - もう1つの可能性

なんで下にスク水きてるの?

2017/09/01 08:53

 (吹いた)

 

炎上当日はね、この私も、ちょっとばかしハートブレイクな部分もあったけど

冷静に見返してみると実は、記事の意見そのものに大批判というのは少なく

 

だいたいの反応は

A.おおかた記事に同意

B.記事に同意だけどこの自撮りなんやねん

という2種類に分かれた気がします。

 

■理由4:経緯説明を割とていねいに書いた

 

思い込みというのは恐ろしいもので

Wantedlyの件」と言えば全ての人が「あー、あれね」って

ピンとくるものと思ってしまいがちなんだけど

自分のいる狭い環境だけの常識でしかないケースが、ままある。

 

先日、採用について書いたら

「MARCH」という単語を初めて聞いた、という人がけっこう多く

これは人材系・人事界隈で知らない人はいないぐらいの単語だから油断していたけど

世間一般の常識ではないんだな、ということを強く認識していた。

 

なので、DMCAの説明とか、どんな記事が投稿されてどういう抹消のされ方だったのか等、なるべくていねいな前提説明を心がけた。

それが「1記事で全体をなんとなく把握する」というお手伝いに繋がった気がしている。

 

 

■理由5:引用しやすいキメ台詞が多かった

 

私が情熱をぶち込みすぎたせいもあるのだけど、

読んでくれた人、それぞれが

「おっ」と思った台詞を引用してくれていたように思う。

 

 

(またしても森の顔スパムみたいになっててすいません)  

 

 

 

そして、ブログ炎上を初体験して分かった5つのこと。

 

■分かったこと1:嬉しさ半分。しんどさ半分。

 

ぶっちゃけね、嬉しかったよ。こんなに拡散されたというのはモチロン。

有名な人がシェアしてくれたことも、

エナジー込めて書いた記事がたくさんの人の目に触れたこともね。

 

でもね、ぶっちゃけね、しんどかったよ。

見ず知らずの人にキモいとか言われるしね。普通に生きてたらなかなかないでしょ。

Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。 - もう1つの可能性

友達承認されなかった恨みを相手が弱ったところで晴らすのが一番カッコ悪いことだと認識しよう。誰もお前の会社にいかないよ。自撮りもキモいな

2017/09/01 07:36

 

会ったこともないのに「森さんのブログすごく好きです」と言ってくれる人が現れたり、

寝ていて急に胃が痛くなって起きてしまったり、

なかなかジェットコースターな数日間です。

 

 

■分かったこと2:持つべきものは絶対的味方

 

こういう時に、信頼できる友人もいなくて、1人静かに誰もいない家にとぼとぼ帰ったりしてたら

ソッコー心折れて、もうブログとか書くの辞めてたかもしれない。(笑)

 

でも今回、私のことをすごく分かってる人たちが

「記事すごく面白かった!」とか

「自撮りの件めっちゃいじられててウケたわ笑」とか

「ちょっとへこんでるだろうから、今度いっぱい慰めるね。」とか

言ってくれて、すごく救われた。

 

 

■ 分かったこと3:持つべきものは「炎上しがちな」友人&先輩

 

炎上しがちな友人に、今回の件をソッコー報告したら

「ウケるwww」というコメントが返ってきた。

 

炎上しがちな先輩も友人も同じことを言っていたのが

「炎上は、慣れだ」ということ。

どうやら、これ以外ないらしい。

えー慣れる気がしない…と思ったりしたけど、彼らの存在のおかげで、私の心はかなり軽くなった。

 

今後、身近な友人や後輩が炎上した時には、

その気持ちのやり場のひとつとして

「ウケるwww」「まあ、炎上は慣れだよ」と笑い飛ばせる人でありたい。

 

 

■分かったこと4:PVが6〜10倍に伸びた

 

冒頭の通り、今もPVは大きく伸びたままだ。

もちろんブログを訪れてくれた人の中には一過性の人たちもたくさんいると思うけど、

読者登録してくれた人もいたしFBでフォローしてくれた人も20人以上いたので

多少PVが戻ったって、明らかに数日前とは状況が違う。

 

行動したら何かが起きる。

3歩進んで2歩下がるような気持ちで

だんだん、私のブログを楽しみに訪れてくれる人が増えたらいい。

 

 

■分かったこと5:自分の覚悟が試された

 

今回のことがあって、「なんだか試されてるみたいだな」と思った。

私は今も昔も、あまり熱烈な目標というのはない方なのだけど

発言力を持ちたいという思いは昔からあった。

 

発言力と人間としての徳みたいなもの、その両方を磨いていくことで

誰かをホっとさせたりジーンとさせたり、

そういうことができる人になれたら素敵だなと思っている。

 

でも今回の炎上で様々な反応を目にすることで

「お前が欲しいのはこの道の先だぞ」と神様に言われてるような気がした。

 

発言力を得る道は、

 楽しかった、面白かったという声と同時に、心ない言葉や批判や面白半分のコメントも

すべてを受け止めなければならないんだぞ、と。

 

それでもお前は書き続けるつもりなのか?いつでも降りてもいいんだぞ?と

言われてるような気がした。 

 

感動しやすい、凹みやすいから気付ける。ものが書ける。

でも、感動しやすい、凹みやすいというのはつまり、感じやすいということだ。

感じやすい私が、ノーダメージで進んでいけるわけがない。

 

それはもう明白すぎるぐらい明白なのだけど、

でも、「もう無理!」とリタイアするまでは、まだもう少し

この道を進んでみようと思った。

 

 

 

以上!

 

 

blog.hatenablog.com

 

Wantedly記事後のアクセス数の変化について

Wantedly記事後のアクセス数の変化について。

(これね↓ )

motokano.hatenablog.jp

 

8/27(日)605

8/28(月)576

8/29(火)289

8/30(水)150

8/31(木)4,621

9/1(金)42,082

9/2(土)11,290←今ここ(18:40現在)

 

ちなみにブログ読者登録してくれている81人中23人(約30%)は記事後ですね。

 

せっかく見てくれる人が増えたことだし

おもろい記事書いていこうっと。

 

ヒールでグダるな、グダるならヒール履くな

高いヒールを履いた日は、
「腹にチカラ入れろー!!!」と心の中で自分に叱咤激励している。

(イメージ的には竹刀とか持っている)

 

ヒールを履いてgdgd歩いてる女性は、本当に美しくない。

 

腹筋!背筋!腹筋!背筋!

謎のテンションで今夜の焼肉&シャンパンまで駆け抜けます。

 
 
 
 

あなたのような学生が欲しいんですが、どうしたら良いですか?

昨日、おもしろい人事イベントに行ってきた。

 

その名も「学生に聞こう!こんなインターン・採用、どうですか」セミナーというもので
就活直後の学生に対して、新卒人事が色々質問を投げられるというものだ。

 

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新卒人事は40人ぐらいいたかな。
ザっと見回した感じ、超有名企業というのはいなくて、だいたいが中堅・中小企業。

 

つまり、

内定辞退率50%とかをまともにくらいながら
採用市場を分かってない上層部を説得しながら
少ない予算で少ない人手で採用にいそしむ、

新卒採用で日々頭を悩ませる人事たちだ。

 

そして登場したのは
就活終了ホヤホヤ、内定所持している学生4人。
この学生というのが、いい感じに参加企業の「欲しい層」なのだ。

 

4人の所属は埼玉大学青山学院大学専修大学、法政大学。
中堅・中小企業はぶっちゃけ東大や早慶なんて初めから狙ってない。
自社になんて来てくれないと思っているし、マネジメントできるレベルの既存社員がいない(悲)
そうすると「ちょうどいい」のはMARCH、日東駒専、地方国立ということになる。(ウチは完全な学歴不問ですが)

 

先週、大学のキャリアセンターの方と人事が名刺交換するイベントに参加したけれど
このあたりの大学さんはまさに大行列だった。

 

しかも今回の4人が決めた就職先は有名キラキラ大企業ではなく、中堅・中小企業。

そういう意味でも、まさにドンピシャ。

 

人事はみんな
「あなたのような学生が欲しいんですが、どうしたら良いですか」
というオーラを全身に纏いながら質問していくので、前のめり具合ハンパない。


常日頃から人事が「こういう学生が欲しい」と思っているターゲット学生に対して
ざっくばらんに聞ける場なのだ。

 

ちなみに就活中・選考中だとこうはいかない。

 

学生と企業はとたんに「応募者」と「応募先」になってしまい
お互いに、相手を不快にさせるような本音はスっと胸の奥にしまってしまうので
就活の終わった学生だからこそ、本音トークができるということだ。(それもなんだかなぁーって感じなんだけど)

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*本音トークできる環境をいかにセッティングできるかって、割と重要なスキルな気がする

 

 

実際に出た質問の一部を紹介すると

「満足度の高かったインターンシップは?つまらなかったインターンシップは?」
インターンに参加する時点で応募先として意識するか?」
「大手ナビはどれぐらい活用していたか?個別ページの情報はどこまで読み込むのか?」
会社説明会は何時間ぐらいが妥当か?」
「好感を抱いた人事は?嫌だなと思った人事は?」
「第一志望の企業は、最初から第一志望だったのか?途中からだとすると、何がキッカケだったのか?」
「現場社員と会うのに1番良いタイミングは、説明会?選考?内定後?」
ブラック企業と感じるのはどういう会社?」

 

新卒人事がいかに日々悩み、試行錯誤しているか
お分かりいただけますでしょうか…(笑)

 

これに対して学生が経験談・自分の意見として答えていく。

「ワンデーインターンで満足度が高いのはほとんどなかった」
「気になってる会社のインターンに参加した」「会社関係なくとりあえずインターンはたくさん参加した」
「大手ナビあまり使わなかった」「選考進んだら応募先のページをじっくり読み込んだ」
会社説明会は短めが好き」「長めが好き」「会社説明パートは短く、座談会とかワークに時間割いてほしい」
「事務的な対応の人事は嫌だった、フランクな対応だと嬉しかった」「人事が嫌なヤツだと就活生の中で情報回ってた」
「なんとなく受け始めて、途中からいいなと思って志望度が高まった」
「現場社員と会うのは会社説明会がいい」「選考中がいい」
「労働対価がない会社は搾取だと思う」「従業員数に比べて採用数が多すぎる会社は避けた」「労働時間よりメンタル負担を重視していた」

などなど。


さすが内定持っているだけあって(と、やはり多少の贔屓目を持ってしまうのだけど…)
皆さんホントに学生なの!?ってぐらい落ち着いていて受け答えが的確。
人事は皆、真剣にメモをとっていた。

 

個人的には
「接触は多ければ多いほうがいい」
「会社の説明、仕事の説明ではなく『就活相談』みたいなラフなテーマのほうが人となりが見えた」
という意見がナルホドだったので
さっそく次年度の採用に活かそうと思う。

今月の!1万円で買った本(2017年8月)

今月の本はこちら。

 

*私は気になった著者が表れると複数購入するタイプです

*以下には中古本も含まれます

 

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■幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」(橘 玲)

今っていろんな幸せの形があるよね。

それを分かりやすく解説した本だと思って購入。

 


■お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門(橘 玲)

上の本で橘 玲さんに興味持ち、連続購入。

 


■タックスへイヴン(橘 玲)

上の本で橘 玲さんに興味持ち、連続購入。

 

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実(橘 玲)

上の本で橘 玲さんに興味持ち、連続購入。

 

 

■臆病者のための株入門(橘 玲)

上の本で橘 玲さんに興味持ち、連続購入。

 

 

■残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法(橘 玲)

上の本で橘 玲さんに興味持ち、連続購入。

タイトルも良い。

 

 

■本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方(堀江貴文

このタイミングで堀江さんに興味。

「本音で生きる」って私の人生のテーマ。

 

 

■ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく(堀江貴文

やっぱタイトルが良い。

 

 

■億男(川村元気

前から気になってた川村元気さんの本。

 

 

■そうだ、結婚しよう。(下田美咲

結婚の考え方がすごく面白かったし、割と本質的なことも書いてあった。

この人、賛否両論あるけど、私は下田美咲氏の文章は好き。

 

 

■疑問論 なぜ今日も会社に向かってしまうのか?(安田佳生

安田さんに会う機会があったので、事前勉強として。 

 

 

■採用の超プロが教える仕事の選び方人生の選び方(安田佳生

安田さんに会う機会があったので、事前勉強として。 

 

 

■私、社長ではなくなりました。 ワイキューブでの7435日(安田佳生

安田さんに会う機会があったので、事前勉強として。 

 

 

■自分を磨く働き方 媚びない!群れない!属さない!(安田佳生

 安田さんに会う機会があったので、事前勉強として。 

 

 

■千円札は拾うな。(安田佳生

安田さんに会う機会があったので、事前勉強として。 

ていうか、倒産前のウェイウェイ時代から倒産後の本まで時系列に読むと、面白い。

「あれは間違いでした」っていうフレーズが味わい深く読める。

 

 

 

え?もう全部読めたかって?

そんなわけないやん!(笑)

 

積ん読上等!

そして明日、9月になったらまた新しい本を買う。

 

 

以上!

Wantedlyが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う。だって、「カッコ良さ」以外にベンチャーに入社する理由なんてないんだから。

Wantedlyの代表、仲暁子さん。

 

名前が同じなので、この方については以前から認識していた。
さらに言うと、2年前ぐらいに屋形船でご一緒しお話する機会があったのだけど、後でFB友達申請送ったけど承認されなくて悲しかったこともあり、とても認識していた。( ´・ω・`)ショボーン

 

Wantedlyはテクノロジーを駆使したベンチャー企業だ。
ソーシャルを活用した採用媒体という意味では
ベンチャー企業の人事をやっている人間なら誰でも知っている

 

今回、DMCAという方法で
Wantedlyを批判する記事をネット上から抹消し

(今は見れるけど一時期は検索結果にも出てこなかった)
(彼らいわく著作権違反の写真を使用したから、という理由になっているけど)

 

かなり話題になっている昨今。
(「Wantedly」と打つと検索予測で「Wantedly 退会」と出てきたり…)

 

今回のキモは、ズバリ言うと
「意図的」というのは、ある意味「バカ」よりよっぽどタチが悪い
ということではないだろうか。

 

個人的な感覚だけど
世の中というのは、「バカ」に対しては割と許容がある。そんなに怒らない。
でも「意図的」に対しては、拒否感が強い。とても怒る。


ちなみに最近のWantedlyの自社採用を見てみると
「事業サイドと共にWantedlyの成長を支える法務専任者Wanted!」という募集が出ている。
意味深だ…!

 

広報的にも法務的にもハードだと思うけど、
長期的に見てWantedlyの仲暁子さんが今後いちばん苦労することになるのは、たぶん採用だと思う
Wantedlyの経営者をやり続けるのであれば、という前提だけど苦笑)

 

今回、抹消された記事には「やりがい搾取」というワードがあったけど

実際の実際の実際のところ、言葉を選ばず言えば、

ベンチャーのほとんどは、何かしらそういう部分があると思う。

 

きちんとタイムカード押して、残業時間をカウントして、残業代を払って、45時間という数字を気にしているベンチャーなんてほとんど見たことない。
退職金があるベンチャーも聞いたことない。

 

そんなの気にしていたらやってられない状況だったりするのだろうし
そんなの気にしていたらやってられないビジネスモデルだったりするのだろう。

 

でもその代わりに、経験なりチャンスなり、
得られるものがあると思うから人はベンチャーに飛び込んでいくわけだ。

 

ある優秀な人材をめぐって
ベンチャーが大手企業と採用バッティングしたら、
待遇面で勝てることは、ほぼない。

そうすると、何で勝負するのか。

 

カッコよさだ。

 

 

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ベンチャーの採用は、カッコ良さを集めてくる作業ですよ

 

 

挑戦する自分、
経営者の近くにいる自分、
裁量権を持つ自分、

 

そんなカッコいい自分になれる場所がここですよ。
それを伝える。

 

あの手この手で、それを伝える。

 

大手企業から転職してきた先輩を会わせてみたり
社長のビジョンを語ってみたり
「幹部候補」としての期待を伝えたり。

 


「やりがい搾取」という単語は

悪意を感じるのでわざわざ使いたいとは思わないけれど

人が「カッコよさ」を求めてベンチャーに入社するのは間違いない。


しかし、今回Wantedlyがやらかしてしまったことは残念ながら
最高にカッコ悪いことだった。

 

売上が下がったとか
新サービスがユーザー集まらなくて撤退したとか
借入金で社員に2倍の給料払ったら倒産したとか
そういうことより断然カッコ悪い。

 

ここまで火がついているのも
ネットの可能性を広げようという事業内容の会社が
逆にネットの可能性を狭めるようなことをやってしまったからだ。

(ミッションどこいった!)

 

自社に都合の悪い記事を、グーグルとツイッターに頼んで消してもらう。
それができてしまうというのは、自由溢れるネットの可能性を狭める行為ととられてもおかしくない。

 

これはもう、完全に美しくない。
カッコ悪いベンチャーになんて、行く意味がない。

 

これからしばらくは
もし「Wantedlyに入社する」と言ったりしたら
近い業界の人なら必ず「あのDMCAの?」と言われる。絶対言われる。

もう、脳内予測変換が完全にできあがってしまっている。

 

そんな後ろ指さされるような思いまでして行く意味があるだろうか。

 

深刻な話、
特にエンジニアの採用は厳しくなるだろう。

 

私の個人的な観点ではあるけれど

色々な職種の中でも、特にエンジニアは「フェアかどうか」「美しいかどうか」という視点が強いように思う。

 

右手に技術、左手に美学。
ということを誰かが言っていたのだけど
それぐらい、「心を失わずに技術を高める」ということに熱い人が多い。

 

私が昔付き合っていたエンジニアの彼は、
「世界を底上げしたい」と真面目に言っていたし、自分は確実にその一端を担っていると信じているようだった。
心のない技術には、意味がない。

 

世界を底上げできるのは、世界がひらかれているからであって
世界を閉じようとする行為は、世界の底上げを阻止する行為だ。

 

この売り手市場、
エンジニアでいえば超売り手市場において
このカッコ悪いニュースは致命的だ。

 

「意図的」というのは、ある意味「バカ」よりよっぽどタチが悪いのだから。

 

 

意図的に

フェアじゃない、美しくないことをしてしまったWantedly
これからどう挽回していくのか。

同じ暁子として、見届けたいと思う。

 

 

以上!

収入だけ見てる女子、若さだけ見てる男子は、とりあえず大手企業エントリーしてる学生と大して変わらない

新卒採用していると、
ウチよりずっと大手の企業名を挙げて、「そういう会社も見ています。」と
(ややドヤ顔で)言う学生がいたりする。

「そうなんですね。」と
その時は答えるだけなのだけど

大手の選考結果が出揃った頃になると
「改めて御社の魅力に気付きました」とやってくる。
大手の選考結果について聞くと「ご縁がなかった」とのこと。
そういう学生はとてもたくさんいる。

もちろん笑顔で迎える。


どういう会社を志望するかは各自の自由なので、そこに関しては好きなようにやればいいと思うけれど

大企業がどれだけ入社難易度が高いか
大企業がどういう学生を求めているか
大企業にどうすれば採用したいと思われるか

真剣に考え抜いてエントリーしている学生は
ごく、ごく、稀だ。

彼らは、自分で考えた結果と思いながら
世の流れに押され、自動的に大企業にエントリーしているにすぎない。

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さて、では年頃の大人になって

理想の男性像を聞くと「年収○万円以上で~」から始まる女子、
理想の女性像を聞くと「年齢○歳ぐらいまでで~」から始まる男子、

彼らは前述の大手企業とりあえずエントリー学生と何が変わるだろう。

どこが成長しているだろう。

年齢だけは重ねているけど、何を自分で考えられるようになっただろう。


大手企業は、いつまで大手企業なのか。
年収○万円は、いつまで○万円なのか。
年齢○歳は、いつまで○歳なのか。

なんのために就職するんですか。
なんのために結婚するんですか。
なんのために恋愛するんですか。


あなたは、いつまでメディアが作った価値観に踊らされ続けるのか。
そろそろ自分の頭で考える大人になろうよ。