もう1つの可能性

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「定期的な運動」を全くしていなかった私が、生活のルーティンに完全に組み込むまでの話

明けましておめでとうございます。今年も良い年になりますように。

 

さて、新年になったということで、抱負的なものを掲げている人も多いと思う。

ダイエットや運動について気にしている人もいるのかな?


実は5年ほど前まで、私は「定期的な運動」を全くしていない大人だった。

 

遡ること約25年。

小学生の時の最も嫌いな授業は「体育」というぐらい、もともと運動は苦手だし好きでなかった。

 

いま思うと、小学校のあの体育の授業は、なんだったんだろうと思う。
冬の寒い時期に半袖とブルマで外に出されて
足の細い太いが嫌でも目に入るし
走るのが遅くてドッヂボールが嫌いだと、もう好きになる要素があんまりない。(ちなみに50m走で10秒台でした。100mじゃないよ)

 

大学では、女子大生らしく(一応)テニサーに入ってみたものの
運動神経が悪すぎて、ワンバウンドのボールを打ち返せないという致命的な状態だったので、
4人でラリーをしても、いつも私のところで終わるという…
結局、「テニスが出来なすぎる」という理由により、1年で私のテニサー人生はあっけなく終了した。

 

こうして、私の脳内では順調に
「運動=嫌なもの」という強烈な刷り込みが出来上がり
好きなスポーツとか聞かれても何も答えられなかった。

 

しかし、社会人になっていつも困っていたのは
「定期的な運動って何かしてる?」という質問。

 

ハッキリいって何もやっていなかったので、
聞かれる度に素直に「いいえ。何もやっていません」と答えていたのだけど
薄々、「自分、大人としてどうなんだろう…」と感じていた。

気付かないようにしてたけど、いよいよ差し迫ってきた。

 

「定期的な運動」
これを否定する人に出会ったことがない。

 

大量の水を飲むべしと言う人もいれば水太りに注意とか言う人もいるし
野菜は生が良いと言う人もいれば茹でた方が良いと言う人もいるし
サプリに関してはもう、うんざりするほど各々が持論を持っていたりするけど
「定期的な運動」に関して、これほど誰もが「うん、必要だよね」と肯定する存在もないんじゃないかと思う。

 

筋力…
体力…
免疫力…
ストレス発散…
人生100年時代…

 

短期的にも中期的にも長期的にも
どこからどういう角度で検討してみても
「定期的な運動」が不要っぽい要素が見当たらない

 

ボス…こりゃ完全に白ですぜ…(誰)

 

これほど「やるべき理由」が揃った中で
今なお、頑として運動しない自分。

逆に意志強いな!と言いたくなるが
いかんせん、自己肯定感の育たない具合はヤバい。

 

それまでの私も、「定期的な運動」を好きになるかもしれないチャンスは、なかったわけじゃない。


ゴルフ好きの部署メンバーにいきなりコースに連れ出されて、握り方も分からないままボールをたまたま飛ばせた時は嬉しかったし、うっかりゴルフウェアとゴルフセットも購入。(えっ)
会社の近くのジムを契約して、汗だくのガチムチ男性の隣で走ってみたこともあった。

 

しかし、どの運動も、どうも好きになれなかった。

 

マズいっす…ボス…(誰)

 

 

大事なものを大事にできない人は、最終的に悲しい結末を迎えると思っているのだけど
大事なものというのは2種類あって、
それは「放っておいてもどんどんやりたいこと」と「自分を慣れさせる必要があること」。

 

私にとっての「定期的な運動」は完全に後者で
どうにか自分に「定期的な運動」の必要性を説き、深く納得させ、習慣化までの少し険しい道をどうにか楽しげに進ませる必要があった


こういう時に私が強いのは、自分の特性を無視せずに進められるところだ。

 

世の中には色々と成功本が溢れているけれど、
大事なのは自分に合った方法を選ぶこと。
自分がどうやったら動くタイプなのか把握しておくこと。

 

自分が全くストイック系じゃないのに
ストイック系の方法をやろうとしても挫折するのは目に見えている。


運動に関して、私が私について取得していた情報はこんな感じだ。

 

■競争意欲・勝利意欲がほとんどない
→集団の中で勝つ系じゃないのが良い

 

■目標達成意欲がほとんどない
→◯kgあげられた!◯秒達成した!系じゃないのが良い

 

■単調な動きは飽きる
→ひたすら走る、ひたすら漕ぐ系じゃないのが良い

 

■日焼けしたくない
→室内

 

■完全に自分だけの都合で日程を決めたい、じゃんじゃん日程変更したい
→チームスポーツはNG、気まずいからパーソナルトレーナーも避けたい

 

■気持ち良いのが好き
→略

 

■おっぱい減らしたくない
→略

 

■コストはお安めでお願いします
→略

 

■運動するまでに長い準備、遠い道のりがあると萎える
→装備系じゃないのが良い、電車乗りついで皇居とか行くの厳しい

 

そんなわけで、私なりに辿り着いたのが
家から徒歩10分のヨガ&ピラティススタジオ。

 

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※ムチムチと凹凸の肉体バランスを追求しています

 

 

ヨガ&ピラティスは、気持ちよくてけっこう好きかも?というのは、以前ジムに通っていた時に体験して感じていた。

 

やったことある人は分かると思うけど

ヨガは徹底的に自分と向き合い、

周りの人とも過去の自分とも比べずに、

ただひたすら、今の自分を味わうという類のもので

 

ストレッチ要素を入れて筋肉や股関節を柔らかくしたり

インナーマッスルを鍛えたりするので

女性らしく引き締まった肉体に近付くことができる。 

 

少し汗ばむぐらいの動きを連続した後で最後に5分ほど行うシャバーサナは

MAXリラックスできて、

自分の中にエネルギーが巡るのを感じる。

 

このスタジオはWebで自由にレッスン予約・変更ができて
月4回で4,800円というお財布への優しさ。

 

先生も皆いい人だし可愛いし
女性限定でシャワーもないので
皆、土日の朝はテキトーな格好してスッピンで来る。

 


私の前述の性格にピタリとハマり、
土日どちらかの朝に行くようになってから、なんと4年も継続している。

 

最初の1年は行ったり行かなかったり安定しなかったが
やはり月額制というのはお金をドブに捨てたくない人種にとっては良い強制力になっていて
今ではすっかり週のルーティンに組み込まれている。

 

昔に比べれば、だいぶ身体は柔らかくなったし
肩こりが激減したし(これは嬉しい)
体脂肪率もだいぶ減った。

 

土日どちらか仕事がない日などに
ちょっと早起きしてヨガって、帰りに美味しいパンでも買って
家でゆっくりスープとパンのランチとかしてると
とんでもなく充実した休日感がある。
(その後にデートとか控えてたら、もうもう…!)

 

おかげさまで今では
「定期的な運動って何かしてる?」という質問が来ると
「ええ、していますよ!ヨガなど!」と完全ドヤ顔で答えることができる。

 

そういう質問が来ないかなと若干待ち構えてさえいる。←

 

私が予想していた通り、
定期的な運動とか読書とか掃除とか、
どう考えてもやった方がベターだよねと思えることを自分がちゃんとやれていると、自己肯定感が超高まる

 

自分えらいえらい、ってなる。
えらすぎるから、先日は大量にヨガウェアを購入した。←

 

時には、忙殺されてる系の人から

「すごいね!自分はちゃんとやれてなくて…」と羨望の眼差しを受けたりすると、もうムフフだしエヘヘだしビリビリする。

快感物質ブシャー!

 

ゴルフもマラソンも、ましてやトライアスロンなんて興味が全く湧かなかった私も(トライアスロンとかすごいよ。尊敬でしかない。やらないけど)

ついに「定期的な運動」のある生活を手に入れることができた。


40年後ぐらいの私は、きっと私に感謝するだろう。

 

 

「定期的な運動」やらなきゃ状態だった人は、ぜひこの機会に。

 

 

 

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