【レビュー】「クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法」
この本を一言で表すならば、
「組織の中でクリエイティブな革命を起こすための本」。
企業の中で
「関係各位」の中で
全体価値を作っていくことに視線を向けている人にオススメ。
組織は何故クリエイティブになる必要があるのか?
-顧客を喜ばせるため。
-企業として生き残るため。
-強い組織を維持するため。
目的はいろいろだけど
顧客を圧倒的に喜ばせようとした時、
組織の形をガラッと変えなければならないかもしれない。
新しい商品を打ち出さなければならないかもしれない。
組織の誰もが「それはやった方がいいよね」と言いながら
凝り固まって、誰も何も動かない組織。
そこに自らを源として、革命を起こすための本。
革命というと、旧勢力との闘いみたいなイメージがあるかもしれないけど
この革命の目的は、「闘い」ではなく「変化」なので
ただ自分の主張を単独でゴリ押しするのではなく、
多くの味方を作り、集団となって、実際に変化を起こしてしまうための
具体的なステップが実例とともに書いてあります。
個人的にナルホドと思ったのは
「■経営幹部たちの幅広い支持を集めた。その結果〜…」
の次の項目が
「■草の根の活動を始めた。従業員の勤務時間のほんの一部だけを〜…」
だったこと。
私の個人的な強み&弱みとして、
組織で何かを実現しようとする時
キーマンや上層部のコンセンサスを取るのは比較的得意な反面、
動き方が分からない後輩や動きづらい同僚や先輩などを慮ることを見落としがちなところがある。
個人としての「上」へのアピールならいざ知らず、
現実に変化を起こそうと思うのなら、草の根活動なしに「うねり」は作れない。
「クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法」