もう1つの可能性

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【保存版】「人に頼るのが苦手」な人へ

先日、勉強会で話をさせていただいた時に
「人に頼るのが苦手」という人がけっこういました。

 

真面目なんだよね。
抱えちゃうんだよね。

 

それって素晴らしいことだなと思うんだけど
本人はそれについてけっこう真剣に悩んでいたり生きづらそうだったので
私なりの考えをお話した。

 

人に頼ることに関して、私はあまりストレスを感じません。
ホントない。
全然気にならない。

 

どんだけ図々しい人間なのかと思われそうだけど(笑)、
その時に話したことが、かなりためになったと言っていただいたので
今回は「人に頼る」について書こうと思う。


いきなり結論から書いちゃうんですが
「人に頼るのが苦手」な人は、2つの経験が足りてない。


1,人に頼られて自分が嬉しかった経験

2,人に頼って喜ばれた経験

 

なんで「人に頼るのが苦手」なのかって
人に頼る=嫌がられること。迷惑なこと。
と思ってるから。

それ以外にない。


自分の過去の経験で

1,人に頼られて自分が嫌だった経験

2,人に頼って嫌がられた経験


しかないから、モーレツに
人に頼る=嫌がられるっていう数式が生まれるよね。

そりゃそうだ。


だから

1,人に頼られて自分が嬉しかった経験

2,人に頼って喜ばれた経験

この経験をゴリゴリ積むしか道はない。

 

この詳細について書いていきます。

 

 

1,人に頼られて自分が嬉しかった経験


人に頼られてモーレツに嬉しかった経験とか
人に頼られてモーレツに身を粉にした経験とか
あります?

 

ないとしたら、ちょっと人生損してると思う。

 

人に必要とされるって、嬉しいよ。
誰かのために生きてる実感って、自分がやりたいことやるより幸せな時あるよ。
皆すごい忙しそうに見えるかもしれないけど、やりたいことは忙しくてもやるよ。

 

この人の夢に、この身を捧げます!みたいな(笑)
私は何度かそういう経験があるんだけど

 

どうせ夢にぶん回されるなら
すごく尊敬できて
すごくどうしようもない人がおススメ。

 

「この人の役に立ってるんだ・・・」という恍惚感と
「この人、自分がいなきゃ全然ダメじゃん(笑)」という母性感?騎士感?を感じられるから。


おもしろくてデカイこと。
はじまりはいつもカオスだよね。
「はじまりはいつも雨」ならぬ「はじまりはいつもカオス」。(平成っ子はASKAでググろう!)

 

「お前だから頼みたい」って名指しのバイネームのご指名。(←全部同じ意味)
ぶん投げられてスタートもゴールもリソースも分かんなくて
「おいおいおいおい」って思いながら

 

でも任せてきた人の目指すものはなんとなく見えてるから
「はいはいこっちでしょ!?」って道筋つけて
「そうそう!それそれ!お前最高!」ってテキトーな賛辞にギロっと睨みつけつつ

 

あー私いま、このカラダをいい感じに使ってるなーって。
あり余るパワーを捧げてるなーって。
自分がちょこまか自由意思で動くより、未来を見据えたこの人の力になった方が社会インパクト大きいんだよなーって。
コイツを男にしたいなーって。

 

ていうかそういう「誰かのために身を粉にするってなんか楽しい」っていうモチベーションで集まってくる人ってマジでいいヤツが多いから
結局、なんか一緒にいるだけで楽しいし
こういう人ってどこに眠ってたの?
あ、アイツが連れてきたんだったなーって。

 

一度、そういう体験してみたらいいよ。

 

 

2,人に頼って喜ばれた経験

 

あのさ。
人は誰だって、「特別な存在」でありたいんだよ。
意味のある、価値のある、喜ばれる人間でいたいんだよ。

 

それをできる可能性持ってるのが、任せる側の人だと思ってるんだよね。

 


私が人に頼る時に考えていること


[1]顧客に喜ばれるクオリティ、自分1人で実現できるのか?


勉強会でもプロジェクトでも日々の仕事でも。
人に頼むのが嫌なら頼まなきゃいい。
自分1人でやれるならやればいい。

 

でもそれで準備がバタバタになってたんじゃないの?
コンテンツが練りこめなかったんじゃないの?

集客ができてなかったんじゃないの?

あなたがイライラして、場の空気悪くしてたんじゃないの?(←主催者として最悪)

 

1人でできないもんはできない!

「やれる」「やれる」って言って最後に「やっぱりパツっちゃいました」って自爆するのは自由だけど
時間作ってお金持ってきてくれた顧客に対してそれでいいのかってこと。

 

1人でできないもんはできない!

それを早く認めて、
「顧客を喜ばせたいから」っていうモチベーションでぶつかってみて。
全然違うから。


[2]貸し借りは長期的に返す。っていうか貸し借りが人の繋がりを強くする。


あのね。もっと長期的に見たらいいんだよ。
ギブアンドテイクなんて瞬間的にできるもんじゃない。
毎回、厳密な意味でのワリカンなんてそもそもする必要ない。

 

今日明日じゃなくて、今月来月じゃなくて。
今日がっつり作ってしまった借りは、来年でも再来年でも返したらいいんだよ。

 

どんな社会的にすごい人も、経験値と能力だけでは解決できない問題があるんだから。
ただ癒されたいとか採用どうしようとか色々悩んでるんだから。

 

返せないほどの大きな借りなら
相手がピンチの時には何を置いても飛んでいく、と自分の胸で決めてたらいい。
違うところで、自分に全くメリットのないお願い事してきた人を、快く手伝ったらいい。

だし、貸し借りがあれば「いつか返すね」「いつか返してね」で繋がれるでしょ。

 

ここだけの話。
私、その人と切れたくないがためにわざと返してない借りとかある。(笑)

 

「今日はご馳走になっちゃったから、次回はご馳走させてください」って言って
2回目のチャンスを作る。
実際2回目もご馳走になっちゃったりするんだけど(笑)。

 

あと、どうせ同じパワー使うなら
ちょっと困ってる人より、すごい困ってる人を助けたくないですか?
その方が喜んでくれそうだし。

 

だから私は名指しでお願いする時、自分がいかに困っているかを率直に伝えます。

もはやSOSだね(笑)。


[3]とはいえ全力でリターンを作る


お願いしてOKもらったら放置!、っていう人多い気がする。

 

OKっていうのは「ずっとがんばります。死んでも誓います」じゃないから。

「今はそういうつもりです」ってことだから。
「今んとこ、がんばっていくつもりではあります」ってことだから。

 

最初のOK=ずっとOKだったら
退職や離婚の苦労なんてないわけで(笑)。
ケアしなきゃモチベーションや優先順位なんてガンガン下がってく。

 

メリットは作れる。(「かわいいは作れる」的な)

 

お金たくさん払えないから終わり、じゃない。
感謝のメールを個別に送ったら誰でも嬉しいよ?
皆の前でどんだけその人の素晴らしさをプレゼンした?
タグ付けして発信すれば、その投稿はその人の「勲章」になるの知ってる?
その人が取り組んでる別プロジェクトをシェアしたり自分が参加したりは?
紹介してほしい「こんな人Wanted」がいるんじゃない?
ランチぐらい奢ったら?
楽しそうで幸せそうな人は、誰でも一緒にいたいよ?

 

最終的には、その人が見込んでくれたそのプロジェクトが
意味のあるものだって証明するために自分が動き続ける。
変化を見せ続ける。

 

 

 

 

どうですか?
人に頼る=嫌がられることですか?

 

「人に頼るのが苦手」な人は
人に頼る=お互いめちゃ楽しいことだっていう世界
ぜひ味わってみてほしいです。

 

「人に頼られてみたくなってきた」人は
森という人が写真集を作るという壮大なプロジェクトで困っているので
声をかけてみるといいと思います!(笑)