きょうだいの話
親に聞いた話なんだけど
幼稚園の時、私は両親に「妹か弟が欲しい」って言ったんだって。(もちろん全く覚えてない)
父は反対したらしい。
子どもは私1人にして、しっかりお金をかけて育てたいという希望だった。
でも母が「私たちがいなくなった時、助け合えるきょうだいは一番の財産になるから」と譲らず、
私が6歳の時に弟が生まれた。
オムツも替えたしミルクもあげた。
スパゲッティを「スパビッピー」としか言えない弟に萌えた。
私が小学生の時は、
授業参観で母についてきた弟が私の席まで来てしまって
「戻りな」って言っても戻らなくて
諦めて弟を膝に乗せて、ドヤ顔で授業を受けた。
高校生の時は、
激しく母に叱られた私が家を裸足で追い出されたりすると(うちの母は激しい)
隠れてごはんを渡してくれたりした。
なぜか弟も巻き添えで、駐車場で寝っ転がって2人夜を明かしたこともある。
今となっては、
毎日disられたり、たまに物陰に隠れて驚かされたり、人生の割とディープな部分をガチで相談したりしている。(そして弟の返答は親友レベルに納得感がある)
うちは少しばかり、お金で苦労した家だと思うけど
毎晩、爆笑してお腹が痛くなる家でもある。
なので、うーんと
お父さんお母さん、
弟を生んでくれてありがとう。