もう1つの可能性

人生のおもしろみを提案するブログ。

体調壊して会社辞めるべきか悩んでいる人へ。

先日、
体調壊して会社辞めるべきか悩んでいるという後輩から連絡をもらった。

 

転職前、行き先が相当ハードな環境だと分かってて、
それでもやりたい!と飛び込んだものの

どうしても身体がついていかず

結果的に会社に貢献できない状態になってしまっているとのこと。

 

まあ、ベンチャーとかNPOとかは、

社会的に良いことしていても、やりがいは十分でも、

どうしても社員は働き方がハードになりがちだよね…

 

彼女は、体調を理由に辞めることに、

しかも短期で辞めることに、とても抵抗があると言っていた。

初めての挫折だと。

 

たしかに、 

何社かの採用を見てきた人事の立場から言うと、
転職回数が増えるのは履歴書上、少なからず印象がマイナスになりうるし
「体調を壊したので辞めました」という退職理由のインパクトも大きい。

 

体調やメンタルを崩したという退職理由を聞いた瞬間、
一次結果が一発でNGになる会社も複数あった。

 

なので、今後の転職活動がハードになることを見越して
悩む気持ちはすごく分かる。


でも、経験者として言わせてもらうと
体調壊して、それを放置したまま悪化していくことの方が
よっぽどリスクが大きい。

 

転職活動がハードになるどころか
数ヶ月間、働くこと自体ができなくなる身体になる可能性がある。
人と接する恐怖が、拭い去れないほど大きくなる可能性がある。

 

それはつまり、
「働く」「人と接する」という、人生の基本的な要素を失うということであり
ちょっと面接落ちる回数が増えるなんていうレベルとは
比べ物にならないほど大問題だ。


後輩のこれまでの人生を予想するに
初めての挫折だという言葉は本当なのだろう。

 

誰もが行きたがる有名大学に受かり、
スムーズに就活も終えて、
公私共に充実していた。

 

そんな人生からすると、
今回の出来事は「人生の汚点」みたいに感じているのかもしれない。

 

でも、彼女はまだ若い。
考える頭もある。
いくらでもやり直しはきく。


私が思うに、

ハートが強い人ほど弱音を吐かないから、
ストップかけなきゃいけない環境なのにもかかわらず、続けてしまう。
気力と責任感だけで、なんとか続けられてしまうのだ。

 

でも、それを続けていたら
やがて健康と判断力を失って、とんでもないことになりかねない。

 

だから、ハートが強い人ほど、身体が先に壊れるようになっているのだと思う。

 

防衛本能。
本当に大事なものを守るために。
壊れたら元に戻らないものが壊れないために。

 

体調はまた回復できる。
でも、失ったら最後、取り戻せないものもあるのだ。

 

 

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*それは防衛本能なのかもしれないよ。

 

 

ちなみに、個人的な考えだけど

 

彼女がこれまでずっとエリート人生を歩んできたのだとしたら
若いうちに、こういう挫折はしておいてもいいのではないかと思う。
(本人は大変な最中なので軽々しく言えないけど)

 

挫折を知らないまま年齢を重ねた人の、つまらなさ具合はヤバい。

実感がないから、人の痛みも、人の弱みも理解できない。
落ちたことがないから、挑戦できない。

 

私は、
人の魅力は、挫折と成功が作ると思っている。

でも挫折というのは、実際とても痛いのだ。

 


体調壊して会社辞めるべきか悩んでいる人は、
判断できる精神状態のうちに、さっさと会社を辞めてください。

 

綺麗な履歴書より、キャリアより
もっと大事なものを守るために。

 

 

 

 

以上。

 

 

 

「面白すぎたから、自分も一緒に行きたい」と、某男子に言われました。 

店長氏のことだから「あれ、前の人と違いますよね!」とか言い出しそう…(恐怖)

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この写真、「どこのジャケットですか?」って聞かれました。

ロイヤルパーティーのやつです。

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